都会のオアシス！上野恩賜公園の楽しみ方

上野恩賜公園は、東京都心屈指の自然が広がる都会のオアシスです。園内には、不忍池を中心に、美術館、博物館、神社、野外ライブステージなど幅広い分野の施設があります。今回は、さまざまな魅力が詰まった上野恩賜公園の楽しみ方をご紹介します。

上野恩賜公園ってどんなところ？

総敷地面積約53万平方メートルもの広さを誇るほど広大な上野恩賜公園は、明治時代初期の法令「太政官布」によって制定された、日本初の公立の公園です。当初は寛永寺社殿と霊廟、東照宮、そして境内のサクラを中心にした公園でしたが、その後、博物館や動物園、美術館などが建てられ、現在のように東京を代表する文化スポットとなりました。

上野恩賜公園へのアクセス

園内には有料駐車場も併設されているので車でのアクセスも可能です。

電車

JR山手線・JR京浜東北線・JR高崎線・JR宇都宮線・東京メトロ鉄銀座線・東京メトロ日比谷線「上野駅」下車　G16･H17出口より徒歩2分
京成本線「京成上野駅」下車　徒歩1分

自動車

上野恩賜公園第一駐車場（100台駐車可能）
営業時間：8：30～21：30（入庫は19:30まで）
料金：1時間400円（1時間以降は30分ごとに200円）

上野恩賜公園の楽しみ方

四季折々の風景を楽しもう

上野恩賜公園にはさまざまな植物が植えられています。春は桜、初夏はあじさいが咲き誇る、都内有数の花見スポットとして知られており、秋には紅葉も楽しめます。特に桜のシーズンは毎年200万人以上もの人で賑わい、多くの屋台も出店しています。園内の随所に植えられた約1,200本もの桜は、東京一の桜の名所として古くから人々に愛されています。

紅葉シーズンの秋は公園の随所に植えられたケヤキやモミジが、鮮やかに色づきます。おすすめのスポットは、絵になるほど美しい東京国立博物館正面付近にあるイチョウ並木。写真映えするので、SNSへの投稿にも最適です。

不忍池でボートを楽しもう

上野恩賜公園東側に広がる不忍池は、園内屈指の散策スポットです。池沿いには遊歩道が整備されており、のんびりと自然の中を散策できます。また、ローボート、サイクルボート、スワンボートに乗ることもできます。時期や状況によって営業時間が変更となる場合があるので、利用したい人は公式サイトを確認しておきましょう。

ローボート

大人3名まで。60分：700円（以降30分毎に300円）

サイクルボート

大人2名、子ども1名まで。30分：600円（以降30分毎に600円）

スワンボート

大人2名、子ども2名まで。30分700円（以降30分毎に700円）

野外ステージで音楽を楽しもう

不忍池の傍には、開閉式屋根や高い防音シェルターが張りめぐらされた野外ステージがあります。客席は約1,000人収容でき、土日祝日にはコンサートやライブなどの音楽イベントが開催されています。ただし、開催されるイベント内容によっては別途チケットが必要です。

上野東照宮に参拝しよう

上野恩賜公園中央にある「上野東照宮」は、徳川家康公を祀っている神社です。パワースポットとしても有名です。春先には見事な牡丹が咲く花見スポットでもあります。

ヒーリングスポット大噴水で癒されよう

園内西側、竹の台広場の傍にある大噴水は、自然豊かな園内を彩ってくれるスポットです。映画やドラマにもよく登場するので、見覚えのある人も多いのではないでしょうか。2012年に改修され、吹き出し口が増え、吹き出し方のバリエーションも増えています。

美術館でアート巡りを楽しみもう

上野恩賜公園は、東京を代表する文化エリアでもあります。園内には「東京都美術館」「国立西洋美術館」「上野の森美術館」という3つの美術館があるので、アート巡りを楽しむことができます。

国立西洋美術館はロダンやモネなど、教科書にも掲載されている有名な作品が常設展示されています。東京都美術館と上野の森美術館は常設展示がありませんが、定期的に企画展示が開催されています。

国立科学博物館で楽しく学ぼう

東京を代表する博物館「国立科学博物館」も上野恩賜公園内にあります。絵画、書跡、彫刻、工芸、考古など、さまざまな分野の名品約600件の常設展示に加え、興味深いテーマの企画展も見応えがあります。
また、愛・地球博で人気を博した「地球の部屋」を移設した「シアター36○」は、館内の注目スポット。直径12.8ｍのドームの内側全面がスクリーンになっており、月ごとにテーマが異なる映像が360度全方位に映し出されます。大迫力の映像と音を楽しみながら学ぶことができます。