奇岩がそびえる群馬のパワースポット！榛名神社

榛名神社

群馬県西部に位置する「榛名（はるな）神社」は、巨岩や老杉に囲まれた神秘的な古社。近年パワースポットとして注目を集めています。今回は榛名神社の見どころ、楽しみ方についてご紹介します。

榛名神社ってどんなところ？

群馬県高崎市・榛名山の中腹に鎮座する「榛名神社」は、古くから開運、五穀豊穣、鎮火、雨乞いの神様として信仰されており、最近では縁結びの神社としても有名です。

創建は約1400年前、用明天皇の時代といわれています。広い境内には、3つの建造物が連なる「本殿」、神楽の舞台「神楽殿」、神楽の拝見所「随神門」など、国指定重要文化財が点在しています。自然と調和した風景も見どころの1つで、御姿岩（みすがたいわ）などの巨岩巨石、優美な「瓶子（みすず）の滝」、武将・武田信玄が戦勝祈願のために矢を射立てたという樹齢約600年の「矢立杉」などがあり、古社ならではの荘厳な雰囲気が漂っています。

山岳信仰が息づく榛名山は、かつて多くの修験者が集った有名な霊場だったといわれています。その榛名山にある榛名神社は、日本各地の主要な神社名を記載した『延喜式神名帳（927年完成）』に名を残す格式の高い社とされています。例年10月下旬～11月中旬頃には、榛名山全体が紅葉で彩られ多くの行楽客で賑わいます。

榛名神社へのアクセス

公共交通機関で

ＪＲ高崎線「高崎駅」西口より群馬バス（本郷経由榛名湖行）乗車、「榛名神社前」下車、徒歩約15分

車で

・関越自動車道「高崎IC」より約60分
・関越自動車道「前橋IC」より約60分

榛名神社の見どころ・楽しみ方

心が引き引き締めて参拝しよう！長い参道

約700mもの長い参道には、立派な古杉や奇岩があり、神聖な空気に包まれています。近隣を流れる川の水音を聴きながら心を穏やかにして進んでいきましょう。参拝後にゆっくり眺めたい趣ある宿坊、お土産屋などが点在しており、地元産の蕎麦粉を清流で打った「門前そば」などの食事も楽しめます。

優美な彫刻あり！双龍門

長い石段の上にそそり立つ「双龍門」は、1855年に造られた総欅造りの門です。一間一戸四脚の大きな門の背後には奇岩が寄りかかるようにそびえ、神秘的な佇まいをしています。天井には上り龍、下り龍、羽目板の両面には三国志ゆかりの彫刻などが施されています。

巨岩が迫る神秘空間！本殿（本社・幣殿・拝殿）

左側に「拝殿」、右側に「幣殿」、中央に「本社」を配した、いわゆる「本殿」は、1806年に再建されたといわれています。朱色の壁が印象的な権現造複合建築で、鷲や龍などの繊細な彫刻がされています。本社の裏側に押しせまる巨大な奇岩の奥にご神体が祀られており、岩と建物の間には神秘的な空間が広がっています。畏怖の念を起こさせる外せない見どころの１つです。

開運スポット！ご神水みくじ

「ご神水みくじ」は、願掛けもできる榛名神社名物のおみくじです。水に浸すと文字が浮かび上がる不思議なおみくじで、神水と呼ばれる水をたたえた「水琴窟」で運勢を確認します。そのあと、おみくじを「廻運灯篭」へ納めて灯籠を回します。そうすることで、運の回りが良くなるというジンクスがあり、人気の縁結びスポットとしても知られています。