出張や旅行の計画を立てる際、「ANAとJAL、どちらの飛行機を予約すればいいのだろう?」と迷ったことはありませんか?
どちらも日本を代表するフルサービスキャリア(FSC)ですが、運賃の仕組みや座席クラス、手荷物のサイズ制限、空港での手続きなど、細かな違いがたくさんあります。
この記事では、ANAとJALの違いを9つの項目で徹底比較!2026年現在の最新情報をもとに、どちらを選ぶのがベストなのかを分かりやすく解説します。
💡 この記事のサマリ(要約)
料金面:両社とも空席状況に応じた変動運賃を採用しており、価格差はほとんどありません。早期予約(28日前や75日前など)での割引率が高い点も共通しています。
座席・快適性:JAL国内線は3クラス制(普通席・クラスJ・ファーストクラス)で、コスパの高い「クラスJ」が人気。ANA国内線は2クラス制(エコノミークラス・ファーストクラス)となっています。
空港・サービス:ANA・JALともに主要空港で「自動手荷物預け機」を導入しており、カウンターに並ばずスムーズな手続きが可能です。
選び方の目安:コスパよく快適な座席を選びたいならJAL、路線数や機内販売の充実度を求めるならANAがおすすめです。
ANAとJALの違いが一目でわかる比較表
まずは、ANAとJALの主要なサービスの違いを一覧表で比較してみましょう。
| 比較項目 | ANA(全日本空輸) | JAL(日本航空) |
| 主な割引運賃 | シンプル / スタンダード / フレックス | フレックス / セイバー / スペシャルセイバー |
| 座席クラス(国内線) | 2クラス(エコノミークラス/ファーストクラス) | 3クラス(普通席/クラスJ/ファーストクラス) |
| 無料の預け手荷物 | エコノミー:23kg(ファーストクラス:32kg) サイズ:3辺の和が158cm以内 |
普通席・クラスJ:20kg(ファースト:45kg) サイズ:50cm×60cm×120cm以内 |
| 機内Wi-Fi | 無料(動画・電子書籍コンテンツあり) | 無料(動画コンテンツあり) |
| 機内販売(普通席) | スナック・お酒などの有料販売あり | 原則としてドリンクの有料販売なし(グッズ中心) |
| 自動手荷物預け機 | ANA BAGGAGE DROP(主要空港) | Self Baggage Drop(JAL SMART AIRPORT) |
| 座席指定 | スタンダード / フレックス:可 シンプル:出発時刻24時間前から可 |
運賃種類によらず可 |
| 所属アライアンス | スターアライアンス | ワンワールド |
ANAとJALを「9つのポイント」で徹底比較!
ここからは、予約時や搭乗時に気になる9つの項目について、具体的な違いを詳しく解説していきます。
1. 料金(運賃体系)を比較
ANAとJALの通常運賃や割引運賃の価格帯には、大きな差はありません。どちらも空席連動型の運賃システムを採用しており、同じ路線であればほぼ同水準の価格設定になっています。
ただし、割引運賃の「名称」が異なるため、予約の際は以下の最新名称を押さえておきましょう。
ANAの主な割引運賃:『シンプル』『スタンダード』『フレックス』
JALの主な割引運賃:『フレックス(当日まで)』『セイバー(前日まで)』『スペシャルセイバー(28日前まで)』
どちらも搭乗日の28日前や55日前、75日前など、早く予約すればするほどお得になる仕組みです。
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2. 航空路線を比較
国内の主要空港(羽田・新千歳・伊丹・福岡・那覇など)にはどちらも網羅していますが、地方空港や離島の路線では違いが明確に出ます。
ANAのみ就航している主な空港:稚内、オホーツク紋別、根室中標津、大館能代、庄内、福島、能登、富山、八丈島、鳥取、米子、萩・石見、岩国、対馬、壱岐、五島福江、佐賀
JALのみ就航している主な空港:丘珠、奥尻、三沢、花巻、山形、松本、名古屋(小牧)、但馬、南紀白浜、隠岐、出雲、天草、種子島、屋久島、奄美大島、喜界、徳之島、沖永良部、与論、久米島、北大東、南大東、多良間、与那国
JALグループは「日本トランスオーシャン航空」や「琉球エアーコミューター」などを擁しているため、沖縄や鹿児島などの「離島路線」に非常に強いのが特徴です。一方、ANAは地方都市間の路線数が豊富という強みを持っています。
3. 手荷物の制限(サイズ・重量)を比較
① 預け手荷物(受託手荷物)
「重量」「サイズ制限」「最上位クラスの無料枠」それぞれに違いがあります。
ANA:エコノミークラスは23kg、ファーストクラスは32kgまで無料。サイズは3辺の和が158cm以内。
JAL:普通席・クラスJは20kg、ファーストクラスは45kgまで無料。サイズは50cm×60cm×120cm以内。
JALのファーストクラスはANAよりも13kg多く預けられるほか、JALのサイズ制限(個別の辺の長さ指定)は楽器やスポーツ用品などの長尺物を預けやすい傾向があります。
② 機内持ち込み手荷物
機内持ち込みに関しては、身の回り品以外は両社とも共通のルールです。
重量:合計10kg以内
個数:手荷物1個+身の回り品(ハンドバッグや傘など)1個 の計2個
手荷物サイズ:
100席以上の機材:3辺の合計が115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)
100席未満の機材:3辺の合計が100cm以内(45cm×35cm×20cm以内)
身の回り品サイズ:
ANAの機材:3辺の合計が90cm以内(40cm×30cm×20cm以内)
JALの機材:前の座席に収納できる大きさ
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4. 機内サービス・設備を比較
両社とも普通席では、コーヒーやアップルジュース、お茶などの無料ドリンクサービスを提供しています(※普通席での無料の機内食はありません)。
大きな違いは「普通席での有料機内販売」です。
ANA:機内販売(ANA My Choiceなど)が充実しており、エコノミークラスでも有料でアルコールやおつまみ、限定スイーツなどを購入可能。
JAL:普通席での有料ドリンクやスナックの販売は原則行っていません(オリジナルグッズなどの販売はあり)。
機内Wi-Fiは両社とも完全無料となっており、ご自身のスマホやタブレットで動画コンテンツなどを楽しめます。ANAは動画に加え、電子書籍(雑誌・マンガ)のラインナップも豊富です。
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5. 座席クラスと快適性を比較
最も分かりやすい違いが、国内線の座席クラスのバリエーションです。
【JAL】3クラス制(普通席/クラスJ/ファーストクラス)
JALの大きな特徴が、普通席の運賃にプラス1,100円~(※区間により変動)という手頃な追加料金で利用できる「クラスJ」の存在です。座席間隔が広く、レッグレストも付いているため「コスパ最強の快適シート」として非常に人気があります。最上位の「ファーストクラス」では贅沢な機内食やアルコールも楽しめます。
【ANA】2クラス制(エコノミークラス/ファーストクラス)
ANAの上位クラスは「ファーストクラス」の1種類のみです。追加料金はプラス4,000円〜18,000円ほど
(※区間・予約時期により変動)とJALのクラスJより高額ですが、JALのファーストクラスと同等レベルの豪華な機内食(御膳)やお酒の提供、専用ラウンジの利用が含まれており、ワンランク上の移動を約束してくれます。
6. 事前座席指定が可否の比較
運賃によって事前座席指定が出来るかの比較ですが、ANAは若干制限があるのに対し、JALは特に制限がありません。
JAL:運賃によらず全ての運賃で事前座席指定が可能。
ANA:主な割引運賃のうち、スタンダード、フレックスでは事前座席指定が可能。ただし、シンプルのみ出発時刻24時間前から可能になります。
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7. 空港サービス・ラウンジを比較
混雑する空港での手続きをスムーズにするため、両社とも最新のデジタル設備を導入しています。
ANA(ANA FAST TRAVEL):カウンターに並ぶことなく、自動で手荷物の預け入れができる「ANA BAGGAGE DROP」を主要空港に設置。
JAL(JAL SMART AIRPORT):JALも同様に、高機能な自動チェックイン機と、自分でタグを貼って荷物を預ける「Self Baggage Drop(自動手荷物預け機)」の導入を主要空港で完了させています。
どちらを利用しても、スマートで待ち時間の少ない搭乗手続きが可能です。
会員ラウンジの違い
ANAの「ANA LOUNGE」、JALの「サクララウンジ」ともに、主要空港(羽田・新千歳・伊丹・福岡・那覇など)に設置されています。どちらもビールなどのアルコールを含むドリンク、ソフトドリンク、Wi-Fi、快適なソファ席が完備されており、出発前の時間を優雅に過ごせます。
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8. マイル・マイレージサービスを比較
フライトで貯まるマイル数には両社でほぼ差はありません。区間マイルと運賃ごとの積算率によって算出されます。
注目すべきは、地方路線などを運航する提携航空会社(コードシェア便)でのマイル獲得です。
ANAマイルが貯まる提携社:ソラシドエア、エアドゥ、スターフライヤー、アイベックスエアラインズ、オリエンタルエアブリッジ、天草エアライン、日本エアコミューター
JALマイルが貯まる提携社:日本トランスオーシャン航空、琉球エアコミューター
また、ANAは「スターアライアンス」、JALは「ワンワールド」という世界的な航空アライアンスに加盟しているため、将来的に海外旅行で海外の提携航空会社に乗る予定があるかどうかも、どちらのマイルを貯めるかの判断基準になります。
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9. クレジットカード(JALカード / ANAカード)を比較
マイルを効率よく貯めるための「一般カード(クレジットカード)」の基本スペックを比較します。
| 項目 | ANAカード(一般) | JALカード(普通) |
| 基本年会費 | 2,200円(税込)※初年度無料 | 2,200円(税込※初年度無料 |
| 基本マイル還元率 | 0.5%(200円=1マイル) | 0.5%(200円=1マイル) JAL特約店では1%(100円=1マイル) |
| マイルアップ特約 | 「ANAカードマイルプラス」 加盟店で還元率が1%にアップ |
「JALカードショッピングマイル・プレミアム」 加入(有料)でさらに還元率アップ |
| ブランド | Visa、Mastercard、JCB、Amex | Visa、Mastercard、JCB、Amex |
基本スペックはほぼ互角ですが、JALカードはショッピングマイル・プレミアム(有料オプション)に加入することで、日常の買い物でのマイル還元率を常時1.0%に特約店では2.0%に引き上げられるという特長があります。普段使うスーパーやコンビニ、特約店のラインナップ(例:ANAならセブン-イレブン・スターバックス、JALならファミリーマート・イオンなど)で選ぶのがおすすめです。
💡よくある質問(FAQ)
Q1. ANAマイルとJALマイルを合算したり、お互いに交換したりすることはできますか?
A1. 残念ながら、ANAマイルとJALマイルを直接合算したり交換したりすることはできません。
これらは完全に独立したマイレージプログラムです。マイルを効率よく貯めて特典航空券に換えるためには、どちらか一方の航空会社(またはアライアンス)に絞って集中して貯めるのが鉄則です。
Q2. 遅延や欠航が発生した時のサポートは、ANAとJALで違いがありますか?
A2. 大手フルサービスキャリアである両社ともに、手厚いサポートが受けられます。
悪天候や機材トラブルによる遅延・欠航の際は、自社の別の便への変更はもちろん、状況に応じて他社便や新幹線などの代替交通機関への振り替え、ホテル代の補償(会社都合の場合)などが受けられます。この点が、自己責任の範囲が広いLCC(格安航空会社)との大きな違いであり、安心のポイントです。
まとめ:あなたにピッタリなのはどっち?
ANAとJALはどちらも日本最高峰のサービスを誇る航空会社ですが、目的別に選ぶなら以下の基準がおすすめです。
JAL(日本航空)がおすすめな人
普通席よりも少し贅沢で快適な座席(クラスJ)を、手頃な追加料金で利用したい
沖縄や鹿児島などの離島への旅行を計画している
特約店(ファミリーマートやイオン等)をよく利用し、日常の買い物でマイルをガッツリ貯めたい
ANA(全日本空輸)がおすすめな人
普通席に乗るけれど、機内で有料の美味しいお酒や軽食、スナックを楽しみたい
地方都市間の出張や移動が多く、路線バリエーションを重視したい
提携している地方航空会社(エアドゥやソラシドエアなど)をよく利用する
旅の目的やあなたのライフスタイルに合わせて、最適な翼を選んでくださいね!
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